分譲住宅の値引き・買い時

買い時・買い物件

買い時かどうかは結局自分の置かれた状況次第となります。

住宅のように大きな買い物では、一般的な買い時というタイミングだけでは測りにくく、買い主や物件によって相対的に変わってきます。売る側の煽り文句である、今が買い時!というものを信じすぎてはダメで、自分にとっての買い時は自分で決めるものです。もし本当に誰にとっても今が買い時、というのであれば、多数の購入希望者が押し寄せてくることになり、値引きをしなくてもどんどん売れていくので高い金額で販売することもできてしまいます。そう考えると営業マンの言う買い時とは、販売者側が売りたい時のこととも言えるでしょう。 特に自分にとっての買い時とは、世間一般で言われる今が買い時、相場が下がっている今がチャンス、などという時期を気にせず、自分がその分譲住宅を必要としている時期かどうかで決まります。そしてそのタイミングでいい物件がみつかった時こそ、本当に購入を考える価値のある買い物件となるのです。良い分譲住宅を購入するための重要なチェックポイントですが、値段や立地条件だけで考えるのではなく、物件全戸が購入者自身で住むために購入する人によって完売するかどうかも見極めましょう。今後生活していく環境を考えると、長く住む人達に囲まれていたほうがなにかと便利で、良い雰囲気の土地になりやすいからです。そのような入居目的の個人購入者によって早い時期に完売するようなら期待の持てる分譲地であり、またそのための値引きなら歓迎するべきです。値引きはせず、あげく空き家だらけになり、賃貸業者にまとめ売りして区分所有者よりも賃貸住人の方が多くなるようでは、後の管理組合の充実度から考えても問題があります。ほかの購入予定者の購入目的や完売率なども調べてみて、金額や立地条件だけでなく今後の生活でポイントとなる部分にも注意してみましょう。